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犬を飼う全ての方へ

このサイトは、ラフ・コリーという犬種を中心とした内容となっていますが
犬を飼うということに関しては、かなり共通する部分が多く
むしろ、コリーだから、他犬種だからという差は、ほんの少しだと思います。
そして、ここでは全て犬種を飼っている皆さま、
または、これから犬を飼おうとしている皆さまに是非、知って頂き
各々で良く考え欲しい内容を取り上げてみました。

 1.犬は終生のパートナー
 2.愛犬の介護とペットロス
 3.迷子にさせないために

1.犬は終生のパートナー

犬を飼うと言うこと。それは、単にペットを飼うというだけでなく家族の一員をお迎えするということです。
有史以来、犬は人間にとって一番身近な動物で有り、常に人間の側にいてくれました。ほとんどの場合は、使役犬としてそれぞれの役割を担い、猟犬、牧羊犬、番犬、ガード犬として人間のために働いてくれていました。現代はそうした使役を目的として飼われてる犬よりも、人間の家族として私達を癒してくれるパートナードックがほとんどです。
そんな犬達だからこそ、単なるブームや衝動買いで犬を飼わないで下さい。犬は、電池のいらないおもちゃでは無いのです。病気や怪我もすれば、心を病んでストレスを抱える犬もいるのです。犬の薬や診療には、人間社会のような健康保険制度はありせんから、基本的には高額な医療費を請求されることが多くなります。他にも、日々の食餌代はもちろん、予防接種やフィラリア予防、室内トイレで飼うならトイレシーツ、トリミングの必要な犬種ならトリミング代も必要となります。つまり、犬をそのものを買う購入代金よりも、犬を買い続ける飼育費用の方がはるかに必要であることを理解してから飼って下さい。
犬の医療は基本的には人間の医療とかわりません。薬や治療も人間とほとんど同じです。ですから、人間と同じような病気になれば、同じくらいの医療費がかかります。人間のように保険で3割負担などという制度はありませんから、場合によっては人間よりも高額となります。万が一に備えて、ペット保険に加入することにより負担を軽減することも可能です。しかし、これも個体差が有り、ほとんど病気をしない犬もいれば、仔犬の頃から病院通いを欠かせない犬もいます。発症してしまってからは加入できないので、よく考えて加入すると良いと思います。


わん!の13歳半のシニア犬の茶々ちゃん
老犬の顔には、優しさと神々しさを感じます。

また、ペット保険会社もにより補償内容も様々なので資料を取り寄せて検討すると良いでしょう
私個人としては、万が一の時にでも、「自分は多少我慢してでも、犬には良いものを食べさせてあげたい」と思える気持ちを持っている方に飼って欲しいと思うのです。
これは犬を盲目的に溺愛して欲しいというのでは無く、そうした必要が生じた場合にはそれだけの覚悟ができる人という意味です。
また、犬は私達の数倍も早く歳をとり老化していきます。歳をとれば、人間と同じように目や耳が不自由になったり、足腰が弱ったり、尿漏れや、下の世話、寝たきり介護の必要も生じます。
飼主も、どんな境遇の変化があるか予想はできない場合もありますが、それでも、どんなことがあっても最後まで飼い続ける覚悟を持って、お迎えして欲しいと思います。
その為にも、自分の家庭で飼うのに相応しい大きさ、性格にできるだけ適した犬を選ぶことも大切だと思います。
コリーは大型犬なので、万が一の時に抱き抱えたり持ち上げるのは大変です。また、人通りの激しい通りに面した家では、吠えることも多く、都会の密集した住宅街で飼うのは適さない場合も有ります。ブリーダーさんの中には、声帯を除去することで飼主と犬本人の負担を軽減することを選択する場合も有ります。これは、虚勢・避妊と同じく本来の自然の状態ではなくなり、賛否両論があります。
どんな犬種をお迎えするかは、飼主さんの好みが大きく繁栄されることと思いますが、それぞれの犬の歴史、性質、特徴をよく勉強し、実際に飼っている方のお話を伺い、慎重に検討して、ご家庭に合った終生のパートナーをお迎えしてあげて下さい。
お迎えしたその日から、ワンちゃんはあなたの家族であり、終生のパートナーになるのですから。

2.愛犬の介護とペットロス

さて、終生のパートナーという上記の中でも触れましたが、人間と同様に犬の病気に対する知識と医療が発達した昨今、長寿と言われるワンちゃんが増えてきました。それは本当に嬉しく喜ばしいことなのですが、それと同時に老犬介護の必要性も生じるようになりました。
ここでは、そうした犬の介護にについてと、いずれは訪れる愛犬とのお別れについて述べさせて頂きたいと思います。
まずは、私の体験からお話させて頂きます。
私の家庭では、子供の頃から犬がいる生活でしたがいずれの犬も介護体験をすることが無く、お別れの日を迎えました。当時は、獣医師の数も少なく、動物病院そのものもそれほど多く有りませんでした。フィラリアに対しての知識も乏しく、その予防法も知られていないような状態でしたので、私が子供の頃に飼っていた犬達はそうした予防もしていませんでした。
私が小学生の高学年の頃にお別れすることとなったヨークシャ・テリアは、まだ2歳という若さ(私自身が子供だったので正確な年齢は覚えていません)でしたが、フィラリアが原因で亡くなりました。しかも、旅行に行くので獣医さんに預けて行ったにもかわらず、旅行から戻って迎えに行った時には既に亡くなっていたというショッキングなお別れでした。
その後数年間は犬を飼うことができずにいた両親を説得して、次に迎えたのが先代の雄のコリーで、彼は11歳目前まで病気という病気をすることも無いまま、ある日を境に足腰が弱り、一週間足らずで電池が切れたかのようにリラックスポーズのまま亡くなっていました。さすがに、もう一生犬は飼わないつもりでいたのですが、結婚して家を購入したのを期に家族が飼いたいというので再び犬を飼うこととなり、私に犬種の選択権が与えられたので、迷わずコリーを選びました。コリーは、一度飼うと忘れられない犬なのです。
今回は、私が飼ったどの犬達よりも、いつか来るであろうお別れの日を意識して飼っています。そして、どの犬よりもお腹が弱く、病院通いの多い犬です。きっと、こんな私なので、ミルキーのような犬がやって来たのでしょう。それだけに、どの犬達よりも学ばされることが多く、思い入れも強くなりました。
(だから、こんなホームページも作っているのでしょうね(笑)
そうした自分の自身の体験があるので、いつも犬以外のペットを飼う時も、いつか来るお別れの日を強く意識しながら、日々を送っているところが有ります。

体調が悪い時は、いつにも増して甘えん坊になるミルキー。
それは、決して悲しいことでも寂しいことでもなく、だからこそ、一緒にいられる今の幸せを意識し、噛みしめられる気がするのです。
人間よりも寿命の短い犬を飼うのですから、そうした覚悟を持って飼うことは、当然だと思うのです。愛犬を失って悲しみの余りに何も手につかなくなり、無気力になるなどのペットロスに陥ることを愛犬は決して臨んでいないことでしょう。
私達飼主の感情を読取り、落ち込んでいる時は心配そうに顔を覗き込み、精一杯愛想を振りまいて元気付けようとしてくれる犬達なのですから。
なので、私はいつも異種多頭飼い。いつも寿命の違うペットを数種類飼っています。
それでも、将来に訪れるであろうミルキーとのお別れを迎えた時は、立ち直るまでしばらくかかることでしょう。その時は、すぐにまたコリーをお迎えするかも・・・なんと思っていたりします。
しかし、それも私達飼主が健康で体力がある限りに言えることで、飼主が先に旅立つことほど犬にとって不幸なことはありません。それゆえに、私達飼主が、愛犬をお見送りできることは幸せなことなのだと思うのです。
さて、私の経験と考えはここまでにして、実際に介護を経験されている方の様子をご紹介したいと思います。
私と同じコリーの飼主さんで、2008年3月現在、13歳と6ヶ月になるメスのコリー2頭を筆頭に、12歳1頭、10歳2頭、6歳3頭と、総勢8頭のコリーを飼っていらっしゃるわん!」をご紹介致します。
全て、ご自分のところの繁殖犬なので親子兄弟姉妹なので、年齢が同じ犬が多く介護も同時になり、ほぼ付きっ切りで介護されています。

13歳の茶々ちゃんと、エンジェルちゃん
自力では立ち上がるのが困難なので、
ママのわん!さん特性の介護ベストを着ています。
「今まで、沢山の楽しい思いをさせて貰ったので、最後までお世話させて頂く!」それが飼主であるわん!さんの想いです。足腰の弱ったシニアさん達が自力で起きれない時に起こしてあげたり、ふら付いている時には、すぐに支えてあげられるように背中に持ち手のついている介護ベストを作って着せて貰ってます。

エンジェルちゃん、ポンチョがお似合いです。
老犬になると体温調節ができなくなるので、コリーといえども寒さに弱くなるということで、お外に出る時には、その上からポンチョを羽織って貰って出ます。
ちゃんと下のベストについている背中の持ち手が出るようになっています。
わん!さんの工夫と愛情を感じますね。
また、年老いて足腰が弱ってくると、自力で食べるのも困難になって来るようです。
日によって、食欲が落ちてきたり、それぞれの犬の性質によって好き嫌いがあったり、日々の食餌にも苦労するすることも有ります。
わん!家の大シニアのエンジェルちゃんも、食餌が進まない日も多く、お母さんの手でスプーンから食べさせて貰うことが多いようです。こうなると、人間の老人介護と変わりませんよね?
でも、エンジェルちゃんのお顔を見ていると、ほのぼのと幸せな風景に見えるのは私だけでしょうか?

わん!お母さんにご飯を食べさせて貰っている
幸せそうなエンジェルちゃん
もちろん、体調にも波があり、人間の老人同様に、あちらこちらと悪いところが出てきます。茶々ちゃんもエンジェルちゃんも、発作や痙攣、膀胱炎etc・・・色々な故障が起きているようです。ですから、医療費も大変、お薬の量も大量です。
しかも、13歳2頭と12歳1頭の同時介護なので、半端ではありません。ほとんど付ききりで介護し、少しでも変化があるとすぐに対応、病院へも連れて行くことを憚りません。
本当に献身的な介護で、私は素晴らしいと思っています。
ミルキーが介護の必要な犬となった時、私はここまでしてあげられるだろうか?
いいや、してあげなければと思ったりしています。
すやすやと、気持ち良さそうに眠っているエンジェルちゃんの姿を見ると、ずっとこのまま長生きして欲しいと願わずにはいられません。
しかしながら、実際の介護は本当にご苦労も多く、大変なことでしょう。
犬を飼うと言うことは、こうした老後の日々もひっくるめて、終生パートナーとして見守り、世話し、見届けることを意味しているのです。
私達は、それをしっかりと認識して犬を迎え入れ、飼い続けなければならないと思うのです。
そんな素晴らしい飼主のお手本のようなわん!さんのブログはこちらから
また、涙せずには読めないコリーのエディ君の介護日記
ハンカチ片手に是非ご覧下さい。

3.迷子にさせないために

私が子供の頃は、野良犬なんてものもいたり、飼われている犬でも散歩の時間になるとひとりで散歩へ出かけて、ひとりで戻って来るなんて犬もいました。当時は、空き地や野原も多く、密集した住宅地と野山が点在するのどかな風景画残っていた時代でした。
なので、犬が迷子になっても戻って来る確立も高く、野良犬ですら何日もふらついていられるほど、保護活動も頻繁には行なわれていませんでした。
しかし、現代は犬がひとりで散歩しているなんとのはもっての他で、飼主と一緒にリード付きで出かけても、何かのタイミングで首輪が抜けてしまったり、はぐれてしまう危険すらあります。
車や自転車にひかれる心配も有ったり、すぐに保護されてセンター送りになる可能性も高いです。ですから、私達飼主も細心の注意を払って、愛犬を守る必要が有ります。
2007年12月10日施行の「改正遺失遺失物法」により、動物は落し物として扱われなくなることとなりました。動物愛護法の規定による引取りの対象となった「所有者が判明しない犬又はねこ」については、遺失物法が適用されずに、都道府県等がこれを引き取ることになりました。つまり、飼主のわからない犬猫の場合は、保健所や愛護センターに引き渡されることとなります。この場合、その収容施設によって扱いに差があるようですが、保護された日を含めて一週間前後で殺処分されてしまいます。
最寄の警察や保健所に迷子の届出を出していても、管轄外で保護された場合は、基本的にデータに関してのは横の繋がりが無いのでわからないのが現状です。人の手を経て、現場から遠くに連れ去られて捨てられた場合は、ほぼ見つかりません。
この悲劇を防ぐためには、まず首や迷子札、鑑札をつけさせることです。しかし、コリーの場合、あの見事な毛並みを締め付けるような首輪(カラー)をつけるのは忍びなく、特に自宅の敷地内や自宅室内にいる場合は、そうした首輪類をつけていないケースがほとんどだと思います。
けれど、自宅内や敷地内にいても何かのタイミングで外へ出てしまうことが無いとは言えません。そうした危険やリスクを回避するためにも現在奨励されているのが、マイクロチップの装着です。
◆マイクロチップについて
マイクロチップとは、直径約2mm、長さ11mm〜12mm前後のカプセル状の個体認識の道具(IC−電子回路のチップ)のことです。このカプセルを注射器のようなもので背側頸部皮下に植え込み(装着)します。それほど痛みも無く無麻酔で装着できるものです。装着は、動物病院でできます。

マイクロチップを装着するコリーのジュリアスちゃん
マイクロチップは、携帯電話と同じように各社から発売されており形や形式に微妙に差が有ったりします。マイクロチップそのものは、獣医師法により動物病院や獣医師にしか販売されていません。もちろん、装着も獣医師が行はないと違法となります。日本国内でのマイクロチップ装着率が低いため、装着を行なった経験の無い獣医さんや、マイクロチップの装着するための器具一式を常備していない病院も少なくありません。

装着前に登録するバーコードと
ID番号が位置するか確認します。
現在、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパの各国に動物を持ち込むときは、マイクロチップの装着が義務づけされており、日本でも海外から持ち込む場合や、日本から連れ出して帰国する場合にもマイクロチップの装着が義務付けられています。しかし、海外で装着した場合、ISO規格外を採用している国もあるので注意が必要です。
日本国内で採用されているマイクロチップには、個体識別番号が登録されており、ISO規格準槻(国際規格)の15桁の番号は、装着した動物にのみ存在する世界で一つだけの認識番号となります。このマイクロチップのデータ登録が完了すると完了通知書が届きます。
登録されたマイクロチップのデータはコンピュータにより一元管理され、マイクロチップのデータが登録されていれば、自宅のパソコンからインターネットを通じて、データの検索と照会ができます。世界中どこに行っても、自分の犬であることが証明できるので、これほど心強いものは無いわけです。
問題は、日本での普及率が低いということで、例えマイクロチップを装着していても、皮下に埋め込まれているので、専用の読取り器が無いと識別できません。
マイクロチップを装着した場合は、装着していることを表示したペンダントや迷子札を装着しておくと更に安心かもしれません。
マイクロチップについて、より詳しい情報については、以下のサイトをご参照下さい。
「マイクロチップのススメ」
マイクロチップ(MC)の疑問(77問77答)にお答えします。
また、万が一迷子にしてしまった場合は、最寄の警察や保健所だけでなく、隣接する警察や保護センターにも届けておきましょう。
また、インターネットを活用してつぶさに調べて下さい。
犬の特徴や種類には、ご認識や誤表記なども有りますので、少しでも可能性がある場合は、必ずご自身の足を運んで確認しましょう。一分、一秒の差で愛犬の命が奪われることもあるのです。
迷子犬情報サーチ インターネット上にある、ほぼ全ての迷子犬情報(掲示板など)から検索できます。現在 32 の保健所、67 の迷子犬探しサイトの掲示板など。
★迷子犬DBサーチ (1)迷子犬の情報、(2)保護した犬の情報をデータベースに登録しておき、特徴の似ている迷子犬が登録されると、迷子犬の飼い主さん、迷子犬を保護した方の双方に電子メールでお知らせするシステムです。
PET RESCUE 潟Vルフコーポレーションが運営する迷子ペット捜索サービスです。 現在このサービスは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県でのサービスとなっております。 随時拡大予定。新しい迷子のためのシステムでこれからに期待されます。全国保健所情報もあります。
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